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学生自らが体験しながら学べるカリキュラムを用意

思想や歴史、文学、心理学など、幅広い視点から人間を探究している学習院大学文学部は哲学科、史学科、日本語日本文学科、英語英米文化学科、ドイツ語圏文化学科、フランス語圏文化学科、心理学科の７学科を擁している。人文科学のほとんどの学問領域をカバーしているが、2013年４月より教育学科を開設予定。これにより、文学部の教育研究がより一層充実する。

教育学科では、教育および社会に関する幅広い知見と教育に関する専門的な技能を身につけ、多様な可能性を探究・研究していくことを教育目標に掲げている。急激に変化していく時代に柔軟に対応し、次世代を担う資質と能力を持った小学校教員を養成するための、2050年の日本を見据えたカリキュラムが大きな特徴だ。

例えば、グローバル化により、国際交流がますます活発になっていくことを踏まえ、多文化共生社会を支える双方向のコミュニケーション能力を磨いていくカリキュラムを用意。英語だけでなくアジア諸国の言語も視野に入れるとともに、ニーズが高まる外国籍の児童への日本語教育の指導法を身につけられるようにする。

さらに、バーチャル化が進む中で、今後、自然との触れ合いがいっそう大切になっていく。こうした中で自然体験によるフィールド体験型授業やモノづくりなど本物に触れる体験、ボランティア学習による社会体験などの科目を多数設置する予定だ。

また、地域社会が多様化する中で、地域に根ざした教育が求められている。こうしたニーズを踏まえて、持続発展教育「ESD（Education for SustainableDevelopment）」を基盤とした環境教育・国際理解教育・ボランティア学習を推進し、地域社会、グローバル社会と連携した学校教育を担う人材を育成していく。

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